新人戦~予選リーグ~

 いよいよ平成30年度愛知県高等学校新人体育大会がスタート。各会場では新チームによる戦いが繰り広げられている。今回は予選リーグの戦いを振り返ってみたいと思う。

 

 

ー1月12日 vs南山高校

 対戦相手は南山高校。同じ一部リーグに所属する実力校である。2年生がこの新人戦で引退となるため、彼女たちにとっての選手権ぐらいのつもりで戦ってくることが予想され、冬休みからも「難しい戦いになる。気持ちの強さで絶対に負けないように頑張ろう」と話し続けていた。男女問わずどの種目にも共通することだが、高校生がプレーする以上、結局気持ち(メンタル)が一番大事である。

 試合は開始からボールを握るも、南山のコレクティブな守備に苦戦する。このまましばらく無得点かなと思っていたところ、なつき(2年)が積極的なオーバーラップから相手陣地の深いところまで入りマイナスへのクロス。これを受けたあんな(1年)が落ち着いてゴール左隅に流し込み先制点。至学館らしい崩しからの得点となった。前半を1-0で折り返す。

 後半に入り左から起点を作るとれんな(2年)の強めのクロスが相手のオウンゴールを誘い追加点。2点差のリードの中、追加点を狙うも相手ゴールキーパーのスーパーセーブ連発に得点が奪えない。いったい何点分の決定的なシュートを止められただろう。うちの選手のシュートも良かったはずだが、その上をいく彼女のセービングには会場にいた誰もが脱帽した。そうなると流れはだんだんと南山に傾き、終盤にはパスミスを奪われ、そのまま失点。2-1とされ嫌なムード。さらに終了間際に相手に1対1の決定機を作られ引き分けも覚悟したが、ここはGKりり(2年)が体を張ったセーブでシャットアウト。そしてそのまま2-1で勝利した。

 全体の感想としては、両チームGKのレベルが高く、非常に緊張感のある締まった試合となった。

 

 

ー1月13日 奥川千沙選手来校

 南山戦から一夜明けた午前練習。オフに入っているマイナビベガルタ仙台レディース(なでしこ1部)の奥川千沙選手がグラウンドに遊びに来てくれた。彼女は昨年早稲田大学所属中に保健体育科の教育実習生として本校で実習を行った。(ちなみに指導教官は私が行った。えっへん!!笑)選手達からしたら憧れのなでしこリーガーであり、先生的な存在でもある。ウォーミングアップからチームトレーニングに参加。普段行っているメニューをプロと一緒に行う中で、日本のトップレベルを肌で感じながらトレーニングを行うことができた。技術・フィジカル・タイミング・コーチング・サッカー理解など、一緒にプレーした全てが財産となるだろう。練習後にはお土産をもってきてくれていたので争奪じゃんけん大会。写真も撮り、お互いの今後の発展を誓った。

「ありがとう奥川千沙選手!頑張れベガルタ仙台!」

 

 

ースカウティング

 1月14日には松蔭高校会場で行われる松蔭高校vs南山高校の試合を観にいった。この日は部活がOFFで、家族でドライブ中であったが、子供と妻に頼み込み名古屋駅で降りてもらい、2時間ほどゲートモールタワーや大名古屋ビルヂングで時間をつぶしてきてもらった。家族の理解に感謝である。(試合会場に私服でフラ~と表れたのはそのためであり、決して身を隠そうとしていたわけではない。笑)

 試合は立ち上がりから激しい展開となったが、1試合を通じた南山高校のゲーム戦術が光ることとなる。南山10番の豪快なシュートがネットを突き刺し1-0で南山が勝利した。(ゲームテンポのコントロールや、相手を分析しながらの緩急をつけた戦い方は非常に勉強になった。)

 これにより、至学館としては引き分け以上でグループリーグ1位通過となるが、後がなくなった松蔭はより激しく戦ってくることが予想される。相手の勢いに飲み込まれることなく、強い気持ちを持って戦いたい。そして、私も強い気持ちを持って、名古屋駅で待つ家族を車で迎えにいった。

 

 

ー1月20日 vs松蔭高校

 グループリーグ2戦目は松蔭高校と対戦。公立校でも指折りの実力校であり、選手権でも県ベスト8に入っている。「相手の圧力に屈せずに、自分たちの色を押し出して戦おう」とピッチに送り出した。試合は立ち上がりからボールを握ることに成功。あんな(1年)が2試合連続得点で先制すると、さらにコーナーキックからあんな(1年)が得点。順調なすべりだしで、2点差の余裕を持って戦えるかと思いきや、後半は開始早々相手の勢いに押される展開に。ただ、ピンチを招くもGKとDFを中心に連携し、しっかりシャットアウト。2-0で勝利した。

 

 

 このグループG(至学館・南山・松蔭)は激戦と言われていただけに、苦しいなりにも勝利し、1位通過することができたことにチームの成長を感じた。「勝負は簡単には勝てない」ということをしっかり全員で共有し、引き続き気を引き締めて決勝トーナメントも頑張りたい。