G.W.Part1

 

 今年のゴールウィークは10連休。世間は超大型連休に賑わう中、至学館高校女子サッカー部にとっても、「リーガ・スチューデント東海」「高校総体愛知県大会」が開幕し、いよいよ2019シーズンも本格始動。その活動を振り返りたい。

 

 

 

―リーガ・スチューデント東海第1節中京大学戦

 

 ゴールデンウィーク初日の4月27日にはリーガ第1節の中京大学戦。中京大学は今年も県内・県外の高校から多数の女子サッカー部員が入部し、着実に力をつけている実力校。顔ぶれには過去にトレセンや国体メンバーとして愛知県を背負ってきた面々も多い。この開幕戦のテーマは「格上の相手に対してチームでどこまで戦えるか」とした。

 

リーガの良いところは2つある。緊張感のあるタフなゲームがチームにとって増えること。そして、9名の交代枠が認められているので、多くの選手にプレッシャーのかかる中での試合の機会を与えることができる事である。なので、この試合に関しては、翌日にインターハイ初戦がある事と、現時点でベンチスタートのどの選手がプレッシャーの中でも力を発揮できるのかを試したいという考えもあり、レギュレーションにある交代枠9名をフルに使い前半・後半でメンバーを入れ替えるプランをミーティングで伝える。

 

試合前には「格上に対してそれぞれが粘り強くプレーしよう。チームとして積極的な守備から入ろう」と声をかけた。前半から中京大学に主導権を握られゲームが進んでいく。ただやられるだけでなく、連動した守備で狙いとした位置でボールを奪いゴール前まで一気に迫るシーンも作り出す。我慢強くプレーする前半終了間際、中盤でボールを奪った りか(2年) のスルーパスに れんな(3年) が飛び出し左足一閃。1-0で前半を折り返す。

 

後半はプラン通りGKCB以外の全ての選手を変更。「このリードを守り切れるかトライしてこい」と送り出す。後半のメンバーも球際に強くアプローチし粘り強く戦えている。ただ、プレッシャーの中でのプレーにだんだんと苦しくになってきてしまい、ピッチ内の声かけが少なくなる。お互いが自分でいっぱいいっぱいに。ただ、この日は「この苦しい瞬間に誰が何をチームの為に働きかけているか」が最も重要である。チームとしてこういった苦しい状況を乗り切らなくてはならない。ただ、今の自分たちにはまだまだその修正は難しく、声がなくなったことによって生まれた連携の穴をきちんと中京大学に使われ後半29分に同点弾。そして同34分にさらに追加点を奪われ、5分間で逆転を許す。失点は残念である。苦しい状況下において、ピッチ内もピッチ外も「どういった働きかけをチームの為にするか」をみんなで考える良い機会となった。戦っているのは11人だけではない。その後、なんとか追いつこうとショートパスの連続から相手ゴールに迫るシーンも作りだし奮起するもあと一歩届かず、試合は1-2で終了した。悔しい気持ちは大きいが、こうした緊張感のあるゲームはどんな練習よりも一番選手を成長させてくれると思う。そして、この経験を肌で感じて普段の練習に取り組むことが大切である。みんなで成長していこう。

 

 

 

 

―高校総体グループリーグ第1戦松蔭高校戦

 

 4月28日には高校総体の開幕。至学館はグループDということで、松蔭・椙山女学園・刈谷北との4校リーグに入った。4チーム中3チームが決勝トーナメントに進む。

 

 初戦の相手は松蔭高校。試合前には登録の20名を発表。誰をメンバーに入れて戦うか常に難しい判断だが、現時点でのベストを組む。「今までの積み上げを大切に、相手を観て判断しながら戦おう」と伝えゲームに入る。結果から先に述べると1-2で敗れた。松蔭の3年生を中心とした一体感・ハードワーク・気持ちの入ったアグレッシブなプレーは素晴らしかった。それを受け身となり自分たちの良さを出させてもらえなかったことが大きな敗因だろう。前半開始早々から相手ゴール前に迫るも得点ならず、逆に前半4分に背後をとられ失点。ビハインドでの立ち上がりとなる。ただ、相手を観てプレーする中でDFラインのギャップを作り出し、同11分に りりか(2年)からのスルーパスに れんな(3年)があわせ同点とする。後半に入りもっと落ち着いて相手の狙いに対応しようとしたが、うまくかみ合わない。そして、気持ちでおしこまれるとはこうゆうことだろうか。クロスに気持ちで飛び込んできた相手選手に当たったボールが、ゴールにポコっと吸い込まれ逆転を許す。その後再三ゴールに迫るも得点を奪えず。グループリーグ初戦は黒星スタートとなった。

 

 

 

 

―高校総体グループリーグ第2戦椙山女学園戦

 

 4月30日には椙山女学園との第2戦。平成最後となるこの日の天気は雨。平成元年生まれの私にとっては、「平成最後の日」に少し寂しい思いもあるが、雨が「平成」の様々な出来事を洗い流し、新しい時代への幕開けを後押し。「令和」に向けて縁起が良いかな?とか思いながら、強い雨と風が吹く中でキックオフとなった。前回の反省を胸に強い気持ちをもって試合に入る。すると開始35秒。みらん(2年)からのクロスに りりか(2年)が合わせて先制。最高のスタートを切る。そして1分後の前半2分には れんな(3年)のパスに合わせて りりか(2年)が追加点。どちらもりりかの意識的な運動量が生み出したゴールであった。その後、れんな(3年)のハットトリックなどもあり追加点を重ね8-0で勝利した。これでグループリーグは1勝1敗。良いゲームをした勢いをもって、2日後の刈谷北戦をしっかり戦いたい。