ゲーム環境

5月末から6月にかけて、チームはタフなゲーム環境が続いている。ゲームを通じて1歩1歩成長している様子を試合とともに振り返りたい。

 

ーリーガスチューデント東海(第3節vs愛知東邦大学)

 5月26日(日)豊川高校との激闘の翌日、愛知東邦大学にお邪魔してリーガスチューデント第3節愛知東邦大学戦を行った。全国各地の実力校から選手が集まる愛知東邦大学にどこまでできるかの挑戦となった。前半からボールを握られる展開。守備ブロックを作るも、引いた相手をつり出してゲームメイクしていく東邦大の攻撃力は素晴らしく前半だけで5失点。後半には前日試合に出ていなかったメンバーを入れて前線からプレッシングをかける。連動したプレスがハマった瞬間相手のミスを誘い高い位置でボールを奪ったみう(2年)がシュート。これが決まり得点を奪う。ただ、前がかりになった分前半より多い7得点を奪われたが、この試合を通じて得たものは大きい。「大学生相手に意図的に得点を奪えた」「どのように連携して崩すと嫌なのかをお手本のように体感することができた」この2つが収穫だ。 

 

 

ーシード順位決定戦

 6月1日(土)、旭丘会場でシード順位決定戦が行われた。この試合の結果で次の大会の第3シードor第4シードの、どちらに入るかが決まる。対戦相手は聖カピタニオ。自分達の積み上げてきたものを出せるかをテーマにゲームに入った。

 試合序盤は主導権をどちらが握るかの戦いに。このインテンシティーを上げなくてはならない場面でまだまだ頭がついてこず、少し焦りがではじめる。イージーなパスミスや不用意なファールをおこしてしまう。すると前半、不用意なファールから2失点。自分達でゲーム状況を難しくしてしまう。後半にもディフェンスのポジショニングの悪さから2失点。課題の残る試合となった。当たり前のことだが、レベルの高い相手になるからこそ「サッカーのセオリー」をしっかりと行わないとやられる。この試合において自分達はしっかりと「サッカーのセオリー」を実践できなかったことが問題であった。夏に向けて修正していきたい。

 

 

 ーリーガスチューデント東海(第4節vs安城学園)

 6月8日には安城学園とリーガ東海。総体でベスト4に入り身につけた個々の自信がみえる試合となった。

 前半はお互いに決定機をつくるも無得点。0-0で前半を折り返す。ハーフタイムには、至学館としての戦い方を再確認。距離感や、パスの出し手と受け手とのコミュニケーションのこと。連動して動く中でどこにスペースを作り出すかを意識させ後半へ。先制したのは安城学園。右サイドからの鋭いグラウンダーのクロスにキレ良く入って合わせられ失点。ただこの日、ビハインドでもギアを落とさず戦った選手たちは素晴らしかった。その5分後には右サイドで細かいパスワークでタメを作り きら(3年)からのスルーパスにとびだした れんな(3年)がゴールを決めて同点。1-1に試合を戻す。しかしその10分後DFとGKとの連携ミスを相手FWに上手につかれ失点。またしてもビハインドになるが、その5分後に れんな(3年)の得点で追いつき2-2。試合時間も残り5分となったところで、 みらん(2年)から背後へのロングフィードにタイミング良くとびだした れんな(3年)が決めて逆転。れんな(3年)は圧巻のハットトリック。そのまま試合終了。劇的逆転劇の3-2で勝利した。

 

 

ーリーガスチューデント東海(第5節vs愛知啓成)

 安城学園戦からの一夜明けた6月9日。愛知啓成高校と試合を行った。少々雨が降る中キックオフ。前半お互いにゴール前で決定機。GKりり(3年)のビッグセーブもあり0-0で前半を折り返す。後半、総体での敗戦から気合十分にさらにギアを上げてきた啓成の選手も素晴らしかったし、自分達のディフェンス間の距離感が悪くなったことが押し込まれる展開の原因となった。苦しい局面における集中力はもっと磨かないといけないだろう。スピードある右サイドの選手にラインを突破され失点。さらに同じ形で失点。5分間で2失点。0-2の苦しい状況となる。メンバー交代もする中で落ち着かせ、長いパスと短いパスを織り交ぜ前線にボールを運ぶ。 りか(2年)が前線でそのボールをキープ。スプリントしながらサポートに入った れんな(3年)にパスをすると、これをれんな(3年)がドリブルで運び、利き足と逆の右足で一閃。ゴールにボールを突き刺し1-2とする。さぁ、ここから反撃のムード!となりかけた瞬間。自陣で得た関節フリーキックをキックミス。カバーリングの準備もままならず簡単に失点。自分達でゲームを難しい状況に追い込んでしまった。さらにはラスト1プレーのコーナーであっさあり失点。歯車が狂うと何事も上手くいかないとはこのことだろう。試合の中における気持ちの変化が大きいのは男女問わず育成年代でぶち当たる壁であり、これを超えて成長していくことが大切である。

 

ー高校リーグ1部(第1節vs聖カピタニオ)

 安城学園・愛知啓成との試合から1週間。ついに自分達にとっての愛知県高校リーグが開幕した。初戦の相手は聖カピタニオ。2週間ぶりの試合となった。

 前半、結果から言うと良い時の自分達となった。ただ、ポゼッション率でいうと相手にボールを握られ3対7ぐらいだろうか。サイドを上手にゲームを使い組み立てる聖カピタニオと、スモールスペースで勝負をして、大きい展開も混ぜてゴールに迫る至学館の戦いに。お互いに決定機を作りあう中、前半21分に失点。しかし、ビハインドでも頑張るのが最近の至学館。6分後の26分、1タッチ2タッチの短いパスと長いパスを織り交ぜボールを動かし、アタッキングサードにボールを運ぶと りか(2年)の右足が炸裂。なかなか女子ではみない伸びのある弾道でボールがゴールに吸い込まれた。1-1で前半を折り返す。

 後半、結果から言うと悪い時の自分達となってしまった。セットプレーのキックミスからあっさり失点。啓成戦に続き、この「キックの質」は間違いなく全員の課題である。「プレッシャーのある中で落ち着いて質の良いボールを蹴る」この為に必要なことは「意識して毎日たくさん蹴っているか」が大切である。質も量も必要になる。一部の蹴れる選手がいて勝っていくチームになればよい訳ではない。ピッチにいる11人だけでなく、至学館の選手全員が高い質のキックができることを目指さないといけないし、ここから先のステージ(県の決勝や東海大会、全国大会)への出場や、至学館を卒業してさらに大学やプロを目指す中で、その技術は必須になる。高いレベルでプレーするからこそ、誤魔化しの利かない実力が試される。「観る・とめる・蹴る・運ぶ」本当の実力を身につけていき、もっともっと上を目指したい。後半は結局1-4となり、合計2-5の開幕戦となった。

 

 

 

 

 この短期間で、愛知東邦大学・聖カピタニオ・安城学園・愛知啓成といった実力校と公式戦をしたことで、チームの成長を感じる瞬間も多かった。そして、多くの課題を与えてくれた。このレベルを超えていきたい。負けたくない。と選手全員が共有することが大切だ。もうすぐ夏大会の抽選会。この大会でもう一度ベスト4に入る事。そして、もう一つ上のステージを目指して頑張りたい。